出版社内容情報
《内容》 利用者のために介護保険を上手に活用するか。2000年4月にスタートした介護保険は歴史も浅いがゆえに,現場では不慣れからくるとまどいが多い。たとえば介護保険を使うのか医療保険を使うべきなのか?,その手続き方法は?,その適用範囲は?,適正なケアプランは?,等々,さらに介護保険がどの程度利用できるか,あるいは自己負担がどれくらいか,など利用者の不安もある。これらをすべて事例を通して学び,さらに後半の資料で制度の詳細を知ることができる。 《目次》 【事例】1.2度の骨折で急にADL低下となり,介護サービスを必要とするも,その申請準備ができていなかった83歳のケース2.65歳になったばかりで発症したが,介護保険証が届いていないことで利用できないと思っていた脳梗塞後遺症のケース3.独居で緊急に介護を必要とするようになったものの,かかりつけ医の意見書が間に合わずに仮のケアプランを作成した72歳のケース4.重度の脳内出血後遺症で退職し,介護サービスを利用することになった52歳(第2号被保険者)会社員のケース5.介護サービスを希望するものの,収入や年金もなく保険料や介護サービス費の支払いが困難な65歳のケース6.高額な介護サービス費に自己負担が支払えないと考え,サービスを受けることを迷っている年金生活の74歳のケース7.主たる介助者の娘の結婚を契機に,ほかの家族への遠慮から介護老人福祉施設への入所を希望した52歳の変形性膝関節症のケース8.転倒の危険があることから介護保険で自宅改修をした身体障害1級の72歳のケース9.痴呆と脳梗塞後遺症のため同居をはじめた娘の家の住宅改修が認定されるかどうか不安だった72歳のケース10.激しい腰痛のため独居生活が困難となり,ケアハウス入所まで介護保険施設で待機することになった72歳のケース11.経管栄養,気管切開のため施設入所の選択が限られ,最終的に介護療養型医療施設に入所することとなった73歳のケース12.介護をしてくれた妻が腰痛を悪化させ,県外の息子宅に転居せざるをえなかった64歳(第2号被保険者)のパーキンソン病患者のケース13.外傷性の脳内出血後遺症により片麻痺となり要介護認定を受けたのち,郷里に近い施設に入るために住所を変えることになった65歳のケース14.外国に居住しているために介護保険料を納めていないが,将来帰国したときに介護サービスを受けられるかと心配する63歳脳梗塞後遺症のケース15.[段階別事例紹介]痴呆の悪化により居宅サービス利用から最終的に息子の近くに転居した70歳主婦のケース【解説】介護保険制度の目的介護保険制度のしくみ介護保険料要介護認定ケアプラン介護サービスの概要介護保険における注意介護保険に関する特別対策関連索引
内容説明
本書では、介護保険制度がはじまってから受けた相談を基盤にして、実際に介護保険を利用する、あるいは利用を考えているお年寄りやその家族、さらには介護保険制度の運営に直接関係していない援助専門職の方たちに介護保険の内容や利用方法をより具体的に解説する。
目次
事例(2度の骨折で急にADL低下となり、介護サービスを必要とするも、その申請準備ができていなかった83歳のケース;65歳になったばかりで発症したが、介護保険証が届いていないことで利用できないと思っていた脳梗塞後遺症のケース;独居で緊急に介護を必要とするようになったものの、かかりつけ医の意見書が間に合わずに仮のケアプランを作成した72歳のケース;重度の脳内出血後遺症で退職し、介護サービスを利用することになった52歳(第2号被保険者)会社員のケース
介護サービスを希望するものの、収入や年金もなく保険料や介護サービス費の支払いが困難な65歳のケース ほか)
解説(介護保険制度の目的;介護保険制度のしくみ;介護保険料;要介護認定;ケアプラン ほか)
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