内容説明
激しい運命の逆風の中を、しっかりと自分の生を見つめ、豊かに生きた無名の偉人。郷土出身の作家が、綿密な取材をもとに描き出す、もう一つの「ふくい群像」。
目次
列車事故
出会い
風土
華燭
新居のころ
笹原校長去る
作文指導
「戦後」と大地震
失明、退職
愛娘の死
上京決行
再起へ
“熊事件”
講演の旅
浄土への道
鎮守の社
著者等紹介
藤野邦康[フジノクニヤス]
1932年、福井県坂井郡芦原町生まれ。三国高校、横浜市立大学卒業。59~78年、新潮社編集部で文芸出版を担当。その後フリーで編集に従事。1982年、文芸誌『海燕』に「鯛釣草の日々」を発表し創作活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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