内容説明
地域と地球の意志を取り戻すために。あるべき環境政策や持続可能な未来をつくるための民主主義とは。持続可能な社会をつくるという文脈の中で環境政策を考えてきた筆者が、エネルギー・環境・資源政策を安全保障や気候変動政策とも関連づけ、統合的に考えながら分け入ってきた「地球環境学への旅」は「場所の意志」との出会いであり、人や自然とのつながりを確かめる旅でもあった…。
目次
1部 環境政策論(環境ガバナンス論の新展開;地球化時代の市民の環境への権利と義務 ほか)
2部 環境政策評価(日本の環境政策三五年―過去と現在;協働による持続可能な都市社会の構築 ほか)
3部 ストックホルム、リオ・デ・ジャネイロ、そしてヨハネスブルク(「宇宙船地球号」から二〇年、何が変わったか;リオからヨハネスブルクへ世界はどう動いたか ほか)
4部 地球環境への旅と出会い(環境立国コスタリカの挑戦;コスタリカの森林・環境政策 ほか)
著者等紹介
松下和夫[マツシタカズオ]
東京大学経済学部卒業、ジョンズ・ホプキンズ大学大学院政治経済学科修士課程修了。環境省・OECD・国連・地球環境戦略研究機関等勤務を経て、京都大学大学院地球環境学堂教授、国連大学高等研究所客員教授兼務。環境経済・政策学会理事。専攻は環境政策論、環境ガバナンス論、気候変動政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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