内容説明
「日本」は、非分離・述語制・場所の概念をもって捉えることができる。それは、主客分離で主語中心の西欧哲学を地盤変えし、対の感覚の非自己閾を開く。日本語の論理、日本の文化技術から、新たな哲学原理を掘りあて言説生産し、ホスピタリティ哲学を深め近代を超えていく、超領域的思考による大転換の書。その第1巻。
目次
プロローグ 日本という全称・特称
1 哲学地盤の転移―哲学設計の新原理(非分離の哲学;述語制の哲学;場所の哲学)
2 非自己の哲学閾(非自己の哲学)
著者等紹介
山本哲士[ヤマモトテツジ]
1948年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科、博士課程修了。教育学博士。政治社会学、ホスピタリティ環境設計学。信州大学教授をへて、現在、東京芸術大学客員教授。企業環境、ファッション環境、ツーリズム環境、環境倫理・環境哲学など、社会環境、文化環境から“場所‐地球”の経済/政治を近代学問体系を超えて総合的に設計・構築する超領域的研究。1975年、イバン・イリイチが主宰したメキシコのCIDOCへ遊学。1986年より『季刊iichiko』編集・研究ディレクター。1988年「文化科学高等研究院EHESC」を設立、2001年「スイス・ジュネーブ国際学術財団F・EHESC」として登記、ジェネラル・ディレクターをつとめ、現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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