感想・レビュー
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masabi
13
カール・シュミットはワイマールドイツ、ナチスドイツ、戦後ドイツと時代の変遷を反映した政治哲学者である。ワイマールと自由主義への批判を孕んだ『政治的ロマン主義』『政治的なものの概念』、ナチスドイツに理論を提供したとされる具体的秩序思考、ナチスから脱却した思想を説明する。ナチスに協力したことから辛辣な非難を受け、その理論も顧みられないことがある彼の思想がナチスへの協力が契機だったとはいえ、彼の理論的展開のうえに存在することを示す。2015/12/14
