目次
第１章 危機
第２章 ゲルハルト・キッテルの場合
第３章 パウル・アルトハウス―仲介者
第４章 エマヌエル・ヒルシュ―ナチスの知識人
第５章 結論
著者等紹介
久保田浩［クボタヒロシ］
１９６５年２月５日生まれ。東京大学大学院博士課程（宗教学）単位取得退学。テュービンゲン大学専任講師。主要業績：，，，Ｒｅｌｉｇｉｏｓｅ‘Ｒｅｌｉｇｉｏｎｓｗｉｓｓｅｎｓｃｈａｆｔ？ＥｉｎｉｇｅＵｂｅｒｌｅｇｕｎｇｅｎ ｚｕｒ Ｒｅｌｉｇｉｏｎｓｆｏｒｓｃｈｕｎｇ ｉｎ Ｊａｐａｎ，“ｉｎ：Ｚｅｉｔｓｃｈｒｉｆｔ ｆｕｒ Ｒｅｌｉｇｉｏｎｓｗｉｓｓｅｎｓｃｈａｆｔ，Ｈｅｆｔ ８，１９９３．「近代ドイツにおける『宗教』の含意－民族主義的宗教運動の公認『宗教』へ向けての闘争を事例として」（『宗教研究』３２４号、２０００年）
木部尚志［キベタカシ］
１９６４年２月８日生まれ。テュービンゲン大学社会科学博士取得（政治学）、青山学院女子短期大学専任講師。主要業績：Ｆｒｉｅｄｅｎ ｕｎｄ Ｅｒｚｉｅｈｕｎｇ ｉｎ Ｍａｒｔｉｎ Ｌｕｔｈｅｒｓ Ｄｒｅｉ－Ｓａｔｎｄｅ－Ｌｅｈｒｅ，Ｐｅｔｅｒ Ｌａｎｇ，１９９６．『ルターの政治思想』（早稲田大学出版会、２０００年）
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感想・レビュー
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ネギっ子gen
8
近年、キリスト教神学とは縁遠くなっていたので、バルト、ティリッヒ、ボンヘッファーなどのお名前、「史的イエス」「非神話化」等のワードを懐かしく読む。「訳者あとがき」にあるように、＜ナチスに共鳴した組織神学者のパウル・アルトハウスやエマヌエル・ヒルシュ、そして新訳学者のゲルハルト・キッテルという3人の傑出したルター派の神学者が、ヴァイマール時代、そしてナチス時代においていかなる思想と行動を示したかがリアルなタッチで描かれている＞。訳者曰く。＜暗闇の部分を知ることによって、光もまた燦然と輝きだすであろう＞と。⇒2020/10/29
