感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
6
科学的純粋理論を求めるソシュール言語学を援用して中立的観察者たろうとする社会科学に対する批判に始まる本書は、ラングや文法からトップダウンで構成されるそのイデオロギーを、不特定多数の言説からなる言語市場を設定し、特異な行為者たちが交錯する力の場において捉え直す。著者は、官許の公用語、国語等の正統言語の権力を強化する社会科学は命名行為によって制定するもの以外を無意味のものとしつつ秩序を再生産すると主張する。その際、言語の成型(音や意味の制限)と検閲や正統の権力をめぐってハイデガーやアルチュセールが批判される。2024/05/13
粟谷佳司
0
分類闘争。
レガスピ
0
第2部まで2025/04/03