感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mana
1
作曲家のフランツ・リストと駆け落ちして、のちにダニエル・ステルンの名で作家として活躍したマリー・ダグー伯爵夫人の物語。話がリストとの関係が破たんしたところから始まっていて、以前マリー・ダグーについての伝記を読んでいたからなんとなく話は分かったけど、ところどころ飛び飛びだったりして読みにくかった。一つ一つのエピソードは面白いので悪くはないけどもうちょっと初心者向けに書いてほしかった。デルフィーヌ・ド・ジラルダンとか。ちょうど「女がペンを執る時」に出てきた人の名前も出てきて興味深かった。2013/04/28