内容説明
800年前の乱世の中、民衆に寄り添い、「専修念仏」を掲げて立ち上がった法然上人。晩年まで思想を深め続け、「真実の他力」に至るまでの道のりを描く話題作の登場。
目次
生誕と父の死
叡山へ
黒谷隠棲・遊学
善導大師との出会い
遊蓮房との交遊―夢の善導
吉水へ―源平の争乱
大原問答・東大寺講説
『往生要集』進講、諸侯の帰依
吉水に集う人々
三昧発得―没後起請文
九条兼実の失脚と『選択本願念仏集』
愛弟子真観房の死
「七箇条起請文」―教団の膨張、諸宗との軋轢
建永の法難
勝尾寺の法門
浄土へ還る、法然教団の分裂
著者等紹介
山西俊享[ヤマニシシュンキョウ]
1951年愛知県常滑市に生まれる。1958年得度(才空俊信師)。1964年円福寺道場にて法脈伝承(平野有善師)。誓空。1977年京都大学文学部哲学科修士課程修了(美学美術史学専攻)。1977年~2007年愛知県の県立高校で国語科教師を勤める。1984年兄俊雄の死により宗学院入学。1985年宗学院修了。2006年曼荼羅相承。正阿。(永観堂禅林寺伝灯大導師小木曽善龍師)。2007年信谷院住職拝命(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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