ぶんけい創作児童文学館<br> 魔の四角形―見知らぬ町へ

ぶんけい創作児童文学館
魔の四角形―見知らぬ町へ

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  • サイズ A5判/ページ数 166p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784938618292
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

タツオの住む町には、〈魔の四角形〉と呼ばれる場所がある。そこに入ると、たいてい迷子になってしまうので、仲間の間でこう呼ばれるようになった。事件は、タツオがヒロシをこの〈魔の四角形〉にさそったことから始まる…。第1回ぶんけい創作児童文学賞受賞作品。小学上級以上。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

69
久々の児童書。小学生?の二人が迷子になる場所:魔の四角形を探検に行って迷子になる。そこはいろんなことが起こる不思議な場所…。コミック『足摺り水族館』を描いたpanpanyaさんが小さいときに読んで好きだったというので読んでみた。大人でも初めての場所はちょっとしたワクワクとドキドキがあるものだが、そんな気分が味わえる作品。2020/10/09

ミソ独歩

1
ユリイカのpanpanya特集で、作品に影響を与えたとの記述があったので、どんなもんだと思って図書館で借りて読んだ。 なるほど、確かに影響を大きく与えてるなと思った。不思議な場所に迷い込む過程。再現性・再発性のある不思議空間。エモな物語ではなく、如何に奇妙かの記述が物語の大半を占めるところ等等。 しかもこれが児童文学なのだから驚きだ。もちろん、子供向けなだけあってとても読みやすいのだが、手抜きのない不思議が描かれている。作風を受け止めることのできる、児童文学分野という土壌の豊かさに改めて感心する。2024/02/06

in medio tutissimus ibis.

1
小さな工場や家の建てこんだ下町である弥生町の中でも、運河と貨物線、国道と私鉄の線路に囲まれた《魔の四角形》と呼ばれる一帯は、太い道路やまっすぐな道が一つもない。まるで蜘蛛の巣のように細くて狭い道が絡まっている迷路のような場所だけど、歩き続ければ四つの辺のどこかには出られる。だから、弥生町の小学生にとっては《魔の四角形》で迷子になってみるというのは遊びに近いものがある。タツオとヒロシは《魔の四角形》をさまよううちに、人っ子一人いない不思議な街の、不思議な公園に辿りつく。そこは、次元の捻じれている場所で――。2015/10/26

にわ

1
小学生の時買ってもらって妙に好きだった

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