内容説明
「建築と詩がとけあったような絵を描く画家になりたい」と旅を重ね、そして「色にとらえられ色とひとつになって」やがてつくられたクレーの不思議な色の世界。子供~おとなまで。
著者等紹介
森田義之[モリタヨシユキ]
愛知県立芸術大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
73
図書館本 ピカソが即効性ならクレーはじわじわくる…という感じでした。絵だけでなくタイトルもじわじわくる謎の魅力にあふれていました。じわじわくるよりも適格な表現は自分にはできないのですが…。 谷川俊太郎さんの感想も今後じっくり読んでみたいです。2019/07/31
tama
10
図書館本 児童書のなので、一杯まとめ借りしたら図書館スタッフが微妙な笑顔してた。これも版が大きくて見開きサイズで絵が出てると嬉しい。知ってた絵は「セネキオ(野菊)」「幻想喜歌劇 船乗り」くらい。実物の絵のサイズ見るとちょうどこの絵本の1ページか、見開きくらい。逆に拡大してあるのもあって意外と小さいサイズだったんだなと。紙に鉛筆で描かれた天使たち、可愛いな。2018/09/21
りるふぃー
10
すごい!クレーさんの絵と谷川俊太郎さんの詩がベストマッチ。お互いをひき立て合っている。クレーさんも 天国でびっくり&嬉しいだろうな。今まで クレーの魅力が私にはよくわからなかったんですが、この本の中には "なんか良いな"、と思える作品がありました。抽象的ながらも、全体的に癒されるような可愛い色づかいなので、きっと 穏やかな方だったと思います。2018/07/14
春ドーナツ
10
天使の素描(忘れっぽい**や泣いている**など)が巻末の年譜の余白に掲載されていて、そこで、ああ、私はクレーさんを知っていたことに気づく。巻頭にはクレーさんの絵をモチーフにした谷川俊太郎さんの詩が二編紹介されている。詩人は素敵だ。モダニズム芸術はどちらかと言うと苦手なのだけれど、お気に入りになるであろう作品とたくさん出会えました(例えば「さえずり器械」「魚の魔術」「赤い気球」「猫がいて、じょうろのある庭の風景」「いつしか夜の灰色から浮かびあがる・・・・・・」「パルナッソスへ」「大通りと脇道」)。2017/08/28
m
6
クレーの「スーパーチェス」しか知らなかったが、それすらも載っていなくて拍子抜け。代表作だと思っていたのに違うのか。クレーの絵と谷川俊太郎の詩、意外なところで結び付くんだなぁ。2017/07/30
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