松代大本営と崔小岩―松代大本営を語り続けて逝ったある朝鮮人の証言

松代大本営と崔小岩―松代大本営を語り続けて逝ったある朝鮮人の証言

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 22X15cm
  • 商品コード 9784938585365
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0036

内容説明

去る1991年3月17日、崔小岩さんが急逝された。崔さんは、15年戦争のさなか、16歳で朝鮮から日本に渡った。全国各地の土木工事にたずさわったのち1944年、松代大本営工事の作業員となった人である。崔さんは、天皇制の延命を図った大工事、朝鮮人強制労働によって遂行された大工事、それをつぶさに見、戦後、松代町に住んで語り続ける唯一の証人であった。

目次

崔小岩さんを悼む
思い出すのはやだ
生まれ故郷はイチョンリ
日本へ渡る
各地の土木工事現場を転々と
松代大本営の工事現場へ
仙台の空襲
戦後の松代で
「松代大本営」と崔小岩証言