アマゾン、インディオからの伝言

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784938568788
  • NDC分類 389.62
  • Cコード C0030

内容説明

減少を続ける熱帯雨林。その森を守る先住民達。インディオ保護区にいきる貨幣経済も文字も無い人びととの、11年間に渡る交流を初めて綴った記録。これは、現代人の心を癒し、文明そのものを見直す精霊達のドラマである。

目次

第1章 アマゾン、9年めの旅
第2章 ラオーニとスティング
第3章 私のこと
第4章 世界先住民族会議に出かける
第5章 NGO、日本の現実
第6章 いよいよ初めてのシングー地域
第7章 雨期のシングー川で遭難
第8章 アマパ州で見た理想の政治
第9章 アマゾンの伝説に出会う
第10章 インディオたちの未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

52
図書館本。リアルなアマゾンの現状を隠すことなく述べている。キリスト教のもたらした弊害をまざまざと見せつけられる。自分の祈りは正しいのか。振り返させられる。そして手元にある日本の社会の闇と歪みにも改めて目を向ける。★★★★☆2024/05/18

トムトム

24
面白かった!アマゾンの村の長を集めた会議。先進国も長を連れていかなければとローマ法王に参加して頂いたら?その首根っこをつかみ「おまえが我らの仲間を虐殺する命令を出した長か!」。ヒトという動物の幸せは一神教にはないと思います。シャーマニズム、アニマリズムが根本。教わらなくても感じられる畏怖や敬意です。日本人は、ギリギリ多神教を保てる国であって欲しい。2023/05/07

FOTD

4
再読。15年ぐらい前に読んだ本だが、古書店で偶然見つけて手に取った。熱帯雨林保護に関わる著者が、アマゾンとの出会いや経験を書いた本。自然こそが宝だと言うインディオの暮らしはとても素晴らしい。白人が持ち込んだ病気で部族が滅びて行くのは北米の先住民の事例と共通してると思った。貨幣制度の外で行きているインディオたちを支援するにも貨幣が必要という矛盾。考えさせられた。熱帯雨林は酸素の供給地でもあるので守らなくてはならない。アマゾンの現状を多くの人に知ってもらいたいと思った。2019/04/05

こっこ

2
★★★☆☆ アマゾンで本を検索していたら、なぜかこの本にたどり着き、ポチる。アマゾンでアマゾンの本。到着した本を見て、今時珍しいルビの多さに、てっきり児童書?と思ったが、アマゾン流域のインディオのルポに止まらず、NPO「熱帯森林保護団体(RFJ)」代表として物質文明に対する批評をも交えた書になっている。自然保護団体にありがちな特定のイデオロギーから自由であろうとし、また(文化人類)学者的な第三者的対象観察主義に対しても異なるスタンスをとり続ける。この本は2000年に発行されている。→2018/03/03

トッシー

2
これまで多少なりともラテンアメリカに関わりを持ってきたこと、そして夫が再びブラジルに赴任したことから、知人に「あなたにも何かできることがあるのでは?」とこの本を勧められました。アマゾンの熱帯雨林の危機的状況についてはよく話を聞き危惧しているのですが、何も行動できていません。南さんの行動力に感服します。私にも何かできることはないかと思うものの、行動力も覚悟も中途半端で生半可な関わり方しかできないのなら関わらないほうがいいのでは、と逡巡している自分がいます。それも結局言い訳にしかならないようで情けないです。2015/01/17

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