内容説明
本書では、その「動く中国」に焦点を絞り北はマイナス20度の吉林省の延辺から、南はゴム園とパイナップル畑が延々と続く海南島まで、総計1万キロの取材をまとめたものである。インタビューした政府関係者は現駐米大使馬毓真氏はじめ16人、財界・学者は長春第一自動車工場副社長・秦懋〓氏はじめ61人であった。
目次
1章 動きだした資本主義政策(長春自動車工場―30年ぶりのモデルチェンジで躍進;日米欧から新技術―1200名もの技術者を派遣;アフターサービス―労働者に活力与える「時間賃金制」 ほか)
2章 太平洋側に急速に現代化の波(台湾の“玄関”広州―「統一祖国」のスローガン高く;外貨兌換券―100元が180元に変わる!?;情報のない農村―“地大物博”の大陸は未開発 ほか)
3章 交通、教育、娯楽…生活をみる(交通戦争の犠牲者―渋滞激しい北京、上海;道路建設―自動車の増加に追いつかない ほか)