グレー=シュル=ロワンに架かる橋 - 黒田清輝・浅井忠とフランス芸術家村

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784938547752
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

パリ郊外、中世の面影を残すグレー=シュル=ロワンは、日本近代洋画を育んだ聖地とも言える場所。時は明治、黒田清輝、浅井忠をはじめとする若き日本人芸術家たちが、国籍・ジャンルを超えた交流から得たものは何だったのか。ポーラ美術館学芸部長・荒屋鋪透が豊富な図版とともに、美しいフランス芸術家村グレーへの旅へ誘います。

第一章 フォンテーヌブローの森と画家たちの宿 ○第一節 黒田清輝と浅井忠 ○第二節 グレーの歴史散歩 ○第三節 フォンテーヌブローの森 ○第四節 アメリカ画家グリフィンとバルビゾン ○第五節 ボワニュヴィルとブロール ○第六節 コローとネルヴァル 第二章 画家たちのグレー=シュル=ロワン ○第一節 スティーブンソンと英国、アイルランドの画家 ○第二節 パンション・ローランとオテル・シュヴィヨン ○第三節 カール・ラーションと北欧の画家 ○第四節 黒田清輝と「古巣」夫妻 第三章 浅井忠と正岡子規 ○第一節 正岡子規と洋画家 ○第二節 浅井忠『ホトトギス』○第三節 グレーの絵葉書 ○第四節 夏目漱石「倫敦消息」 ○第五節 浅井忠「愚劣日記」 ○第六節 京都の浅井忠、明治三十六年 第四章 黒田清輝と木下杢太郎 ○第一節 「グレー」という土地 ○第二節 木下杢太郎『屋上庭園』 ○第三節 黒田清輝≪野辺≫ ○第四節 木下杢太郎の美術批評 ○第五節 森鴎外『青年』 ○第六節 大正九年、黒田清輝と森口多里

水に浮かぶ睡蓮の美しさを描いた画家に、フランス印象派のクロードモネがいる。しかし、モネよりも四十年ほど昔に、自然主義の作家ゴンクール兄弟は、グレー=シュル=ロワンの睡蓮に東洋の陶磁器を連想しながら、日記にこうしるしている。1864年6月4日

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