目次
1章 保育におけるあそびの指導を考える
2章 あそびのおもしろさを探る
3章 あそぶということと発達―根源的意味を問い直す
4章 保育におけるあそびの理論の創造
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
17
著者である河崎道夫のあそび論は、本当に深いと思います。子どものあそぶ姿を一面的に切り取るのではなく、あらゆる角度から観察し、あそび論を考察しているように思います。あそび理論を創り出す中核は普段子どもたちのあそびを見つめ、一緒にあそび、子どもたちが生き生きと輝いている現場に立ち会っている親や保育者です。そういう意味ではあそび論から保育者の専門性をも考えられると思います。またヴィゴツキー理論やピアジェ理論に対する厳しい著者の見方も、あそびを一方向からの側面からしか見ていないところから論じられています。2015/06/18




