内容説明
戦後まもない上野駅で出会った3人の子供を引き取り、自らのお寺を養護施設として開いた、また若き“おっしゃん”、藤本幸邦師。モノ・食糧困窮の当時、愛育園は育ちざかりの、そして“個性”豊かな子供たちでいっぱいとなる。本書は、おっしゃんが、父母のいない子供たちを育てた愛の教育奮戦記である。いじめや断絶など、様々な問題に直面している現代の家庭に、親子の真のあり方を問いかける。
目次
焼け野原の孤児
おっしゃんと子供たち
がんばれ、がんばれ
育ての親より生みの親
みんなのお母さん
喜びと悲しみと
1回きりの家族旅行
針と糸
終章