内容説明
中桐雅夫、鮎川信夫、田村隆一、高橋豊、宇野利泰、田中融二、亀山龍樹、福島正実、清水俊二、斎藤正直、早川清。すでに神々になった翻訳者に触れながら、翻訳出版の編集者、翻訳権エージェントの両方からかかわりあいを持った著者だけが書ける逸話を捨った。
目次
詩人たちが神であった時
奇人が神であった時
児童文学者が神であった時
編集者が神であった時
映画字幕者が神であった時
大学教員が神であった時
出版者が神であった時
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Voodoo Kami
2
書名通り、戦後間もなくから20世紀いっぱいまでの50年余における翻訳者、編集者、出版者たちとの交流の記録です。軸は著者がしばらく勤めた早川書房社長との愛憎関係ですが、田村隆一、福島正実、常盤新平、宇野利泰、最所フミ、加島祥造、清水俊二など、作家として訳者としてよく知る名前が続々登場し、とにかく濃厚な日々が回想される中、本書の上梓と近かった自死した友人への哀悼が底流にあると感じました。『長いお別れ』にあれほど訳抜けがある事実も清水さんの翻訳方法の描写を読んでそれが理由かもと。装丁:多田進2015/11/02
ヒルデ
0
出版界はほんと魑魅魍魎の巣窟だ……2012/02/07
慧
0
★★1/22000/04/03
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