内容説明
サハリンから見た「北方領土」と北海道。ロシア人・サハリン州民の領土観が、その歴史的背景とともに浮き彫りに。サハリン州(樺太・千島)の戦後史が、今初めて明らかに。サハリン州の歴史研究者による、初の本格的な通史。北海道・大陸との関連を重視した、グローバルな視点。知られざるサハリン・クリルの先史・現代を、生き生きと描写。
目次
第1編 原始~中世のサハリンとクリル諸島(石器時代のサハリンとクリル諸島;石器時代から初期鉄器時代への移行;先住民の中世史)
第2編 近世~近代のサハリンとクリル諸島(17世紀から18世紀における我が地方;19世紀前半のサハリンとクリル;19世紀後半から20世紀初頭におけるサハリンとクリル諸島)
第3編 20世紀のサハリンとクリル諸島(1905年から1945年までの北サハリン;1905年から1945年までのクリル諸島と南サハリン;1945年から1993年までのサハリン州;「北方領土」問題とサハリン州)