内容説明
時代が軋み音をたてるとき、人は決断を迫られる―。中根雪江、本橋次左衛門、大町甚左衛門、黄遵憲、木村信卿、川上冬崖、内村鑑三、久米邦武、久米由太郎、堺利彦、桐生悠々、相馬愛蔵・黒光。歴史の地下水脈を穿つ評伝集。
目次
御側御用人 中根雪江
まぼろしの勝利者 那珂郡一揆
アトラス伝説遺文
奉安殿物語 内村鑑三と二つの久米事件
売文社と堺利彦
論説記者 桐生悠々
中村屋主人 相馬愛蔵
著者等紹介
井出孫六[イデマゴロク]
1931年、長野県に生まれる。東京大学文学部仏文科を卒業、中央公論社を経て著述業に専念する。1975年「アトラス伝説」で第72回直木賞を受賞。1986年『終わりなき旅』で第13回大仏次郎賞を受賞。日本文芸家協会理事、日本ペンクラブ会員
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