内容説明
情報通信技術の発達は著しく、ともすればそれそのものに翻弄され、それが教育・学習あるいはコミュニケーションに果たす役割が忘れられてしまう危険性がある。本書は、社会教育などの生涯学習支援に携わる方々がそのような事態に陥らず、手軽に情報通信技術を活用できるように、理論と実践の融合を図り、可能な限り具体的にわかりやすくアイディアやノウハウを示すように努めている。第1章と第2章は「理論編」で、生涯学習eソサエティ及びインターネット活用の教育・学習の可能性と課題を概観している。第3章、第4章、第5章は「技術編」で、生涯学習支援にインターネット等を導入する際のポイントなどを取り上げている。さらに、「実践事例編」やQ&Aを通して、具体的に理解を深めることができるようにしている。
目次
理論編(これからの時代における生涯学習eソサエティ;インターネットによる教育・学習の可能性)
技術編(インターネット講座の具体化とチェックポイント;インターネット活用の発想と様々な学習サービス;メディア活用を進めるための基礎知識)
実践事例編(生涯学習を支援する多様なメディア活用の実際)
著者等紹介
井内慶次郎[イナイケイジロウ]
(財)日本視聴覚教育協会会長、元文部事務次官。東京帝国大学法学部卒業。文部省社会教育局に入省後、千葉県社会教育課長、文部省視聴覚教育課長、会計課長、官房長、文部事務次官。退官後、国立教育会館館長、東京国立博物館館長、文部省生涯学習審議会社会教育分科審議会会長を歴任
山本恒夫[ヤマモトツネオ]
現職、八洲学園大学教授、筑波大学名誉教授、教育学博士。専門領域、生涯学習学、関係論。略歴、東京教育大学大学院博士課程(教)修了後、筑波大学、大学評価・学位授与機構教授を経て現職。日本生涯教育学会会長、同常任顧問、文部省生涯学習審議会委員(同審議会社会教育分科審議会会長)などを歴任、現在文部科学省中央教育審議会委員(生涯学習分科会長)、高等教育情報化推進協議会委員など
浅井経子[アサイキョウコ]
現職、八洲学園大学教授。専門領域、生涯学習学、社会教育学。略歴、筑波大学大学院博士課程(教)修了後、淑徳短期大学教授を経て現職。日本生涯教育学会理事、評議員、文部省生涯学習審議会専門委員等を歴任。現在、文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会臨時委員、高等教育情報化推進協議会推進委員会委員など
伊藤康志[イトウヤスシ]
現職、文部科学省生涯学習政策局参事官(学習情報政策担当)付教育メディア調査官。略歴、国立教育会館社会教育研修所社会教育・生涯学習研修課長、独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター事業課長を経て現職。日本生涯教育学会理事、全国文化・学習情報提供機関ネットワーク協議会幹事等を歴任
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