内容説明
平成15年4月27日、東京ディファ有明で行われた裁判所認定の“和解試合”で著者は大仁田厚と対戦。しかし、プロレスという免罪符を利用した暴行事件が行われ、著者は頭に重傷を追った。著者は大仁田厚を告発した。これは著者の約4年間にわたる大仁田厚との法廷闘争記録である―。
目次
プロローグ
第1章 大仁田議員との契約
第2章 大仁田議員との法廷闘争
第3章 和解試合での策略と罠
第4章 新たなる法廷闘争
第5章 不可解な出来事と身の危険
著者等紹介
セッド・ジニアス[セッドジニアス]
山梨県上九一色村出身。1987年、ルー・テーズに日本人として初めて弟子入りして、独自の個性のプロレスラーとして活躍する。1995年UNW(ユナイテッド・ネイションズ・レスリング=国連プロレス)を旗揚げ。『プロレスとはスポーツと格闘技とエンターテイメントと芸術の集大成である』をポリシーとしてリングに上がる。プロレス界に於いては珍しい正論派として知られ、一部のファンに熱狂的な支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルーサークル♪
1
この本を読む限りでは、いかに大仁田や中牧が悪くて情けない奴かが良く分かる。ジニアスが大仁田を訴えるためには、プロレスの仕組み的なものから説明せねばならなかったのは分かるけど、本を作ってまで広めて欲しくはなかった。あと、ジニアスと流智美のトラブルはこの本を読んで初めて知った。2012/05/21
くーぱー
0
大仁田は元々人間性としてはメタメタな男だと知ってたけど、ジニアスもある種クレーマー気質な男なので、この訴訟はどっちもどっちな印章だ。この本では一審の判決が出る前で終わっているが、調べてみたところジニアス側の勝訴で78万の支払が大仁田側に課せられたという。そして大仁田側は最高裁まで争ったが、上告棄却で判決が確定したそうだ。こんなしょうもない裁判で、プロレスのカラクリが白日の下に晒されてしまったのは、トホホという感に堪えない。2012/09/04