内容説明
その死から二年。世間は依然として、カート・コバーンは銃で頭を撃ち抜き、その苦悩に満ちた生涯を閉じたと信じている。コートニー・ラヴは世界的な有名人となり、マスコミやファンの前で夫の死について語るたびに意のままに涙を流す一方、悲劇のロック未亡人から自ら輝きを放つスターへと、またたくまに開花した。しかしコートニーが並いるファンにサインをし、尽きることのないマスコミの注目に小躍りしているあいだにも、ひとりの男―ロサンジェルスの私立探偵トム・グラントは、1994年4月のはじめに何が起きたのか、その真相を明らかにしようと決意を固めていた。カート・コバーンの死が他殺によるものだと立証し、場合によっては音楽界の歴史すら書き換えようというのだ。本書では、グラントの調査結果をあらためて検証し、コバーンの生涯とその死について知られざる情報を明らかにしていく。さらに、未だに答えの出ない多くの謎を提示することより、この事件が再調査され、世に真実が明らかにされることの必要性を説くものである。
目次
1 迷子の少年カート
2 セックスとドラッグとロックンロール
3 ニルヴァーナへの道
4 エンドレス・ラヴ
5 カートとコートニー
6 ローマへの道
7 旅路の果て
8 私立探偵トム・グラント
9 放蕩の父
10 新たな死、新たな疑惑
11 『どうやって生きていけばいいの?』
12 カート亡きあと
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- 洋書
 
 - Finding Jake
 

              

