出版社内容情報
― 裁判官、検察官、刑事弁護士が読んで
刑事裁判実務上、役に立つ法律書 ―
手軽に読める対話編のリードにより、
スムーズに核心論点へ!
グローバル化、IT化等に伴い、立法者が予想していなかった新たな犯罪類型が刻々とうまれる現代社会。これらの犯罪に関係する新たな問題を刑法上位置づけるための解釈論の研究が求められている。
日々種類を増やす特殊詐欺(ex:オレオレ詐欺、振り込め詐欺、電子計算機使用詐欺など)やネット犯罪、新たなケースの蓄積を余儀なくされている共犯理論や、精神医療の活用などの研究が進み、一定の規範化をみている責任能力の量刑問題…刑事裁判官、検察官、刑事弁護士を悩ませる刑法上の新たな問題を網羅的・安定的に触れた「判例時報」の人気連載「刑法判例と実務」【総論編】が読みやすく、一冊に。
内容説明
「判例時報」人気連載「刑法判例と実務」の待望の書籍化!めまぐるしく複雑・多様化する今日の刑事事件を、平易に・論理的に・スッキリ解き明かす。実務家・学生必読の一冊!
目次
刑罰の目的
法益保護主義
罪刑法定主義
責任主義
不作為犯
因果関係
被害者の同意
正当防衛
緊急避難
故意〔ほか〕
著者等紹介
小林憲太郎[コバヤシケンタロウ]
1974年生まれ。1997年東京大学法学部卒業。現在、立教大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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