内容説明
広島の「平和」一辺倒的な風潮には、一抹の危惧を抱く。広島在住の韓国系中国人知性の広島改造論。広島をこよなく愛するゆえに贈る辛口広島論。
目次
第1章 広島人は顔がない?(広島は「排他性の強い土地柄」?;清潔できれいな“水の都”広島 ほか)
第2章 広島は「平和」を叫びすぎる!(「原爆」で“突然変異”した広島人;落とされた「三つのタマ」 ほか)
第3章 なぜ広島はなにもかも中途半端なのか(広島には「誘惑力」がない;広島は“未完成”のトラック ほか)
第4章 広島人よ、世界を目指せ!(かつて広島人は世界を目指して冒険した;「平和の都市」から「美の都市」へ ほか)
第5章 広島改造論(新広島市長に告ぐ!;ニヒリズムのまん延状態 ほか)
著者等紹介
金文学[キンブンガク]
比較文化学者、文明批評家。1962年、中国の瀋陽で韓国系三世として生まれる。1985年、東北師範大学日本文学科卒業。6年間大学講師を務め、1991年来日。同志社大学大学院で修士課程を修了。京都大学大学院を経て、2001年広島大学大学院博士課程修了。現在広島文化学園大学社会情報部、福山大学人間文化学部で教鞭を執っている。その他、東京・北京・ソウルの大学、研究所の客員教授、研究員。専攻は比較文学、比較文化、および文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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