iモード・ストラテジー―世界はなぜ追いつけないか

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784931466289
  • NDC分類 694
  • Cコード C2034

内容説明

「ユーザーは有料コンテンツを使いたがらない。小さい画面でネットが楽しめるはずがない…。」ネットの常識を覆した、世界初の携帯電話+インターネットの成功例。NTTドコモが1999年2月に世に送り出した「iモード」。サービス開始後わずか1年半でユーザー契約数は1300万人を超えた。本書は、iモード開発物語の主演男優による、その新大陸発見の航海法であり、目の前に広がるモバイル・マルチメディアという広大な大地を耕す方法をも教えてくれるビジネス戦略書である。

目次

第1章 成功―ITビジネスは、予想をはるかに超えて伸びるか、あるいは一向に伸びないかのいずれかである
第2章 理論―ITビジネスの勝利はなぜこれほどまでに圧倒的か
第3章 実践―多くの人は保守的であり、新しすぎるものを受け入れない
第4章 提携―「WIN・WIN」の関係―。リスクを共有するパートナーとは、利益も共有する
第5章 波及―一人に従う組織より、同じ意思を持つ人がそろった組織が強い
第6章 将来―グローバル規模の創発と自己組織化が、より大きなポジティブ・フィードバックを生む

著者等紹介

夏野剛[ナツノタケシ]
株式会社NTTドコモゲートウェイビジネス部コンテンツ担当部長。早稲田大学政治経済学部卒、米国ペンシルバニア大学ウォートンスクール修士卒(MBA取得)。東京ガス株式会社に勤務後、インターネットベンチャー企業にて副社長を務め、1997年から現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くりりんワイン漬け

3
今更なんてことはないですよ。2000年当時に夏野さんが考えていたことが、今のプラットフォーム事業の基本と酷似していることがわかるはず。ただ残念なのはその周辺の理解の浅さと日本メーカーの気概のなさ。このころに夏野さんが持っていたビジョンを日本企業が具現化する気概(勇気かな?やる気かな?いずれにせよもっとも基本的な要素ではあるが)を持っていれば、面白いことになったのだろうけど。残念だね。2014/11/22

shimojik

0
いまだにモバイルコンテンツビジネスは、13年前のアイデアの延長線上にあるということに驚く。「複雑系」という変な言葉で、インターネットと携帯電話という事件をくるめとる筋力。この本に書かれていることからいかに逸脱するかが、今後のイノベーションやらビジネスやらの課題なんだろう。2012/12/09

Yukiko Yosuke

0
再読。再び読むと、将来のビジョンを描き、それに向けてステップバイステップで何を実現していくかを考えていたのに驚く。目の前のことで精いっぱいの自分が情けない。2012/08/27

Yukiko Yosuke

0
iモードがなぜ成功したのか、改めて考えてみたかったので読んでみた。コンテンツ・ポートフォリオのバランスだけでなく、ラインナップされる企業サイトをどれだけ豊富に用意できるかを考え、企業が参入しやすいプラットフォームにしたことが成功要因。著者の考える「今後の展開」については、既に私達にとっては過去の話。成功したものもあり、そうでないものもあり。将来の姿を考える視点も大切だが、考えた形にドライブしていくことも大切、と思った。2012/05/04

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