内容説明
100年以上もの間、世界のすみずみを旅して、素晴らしい写真を撮影してきた「ナショナルジオグラフィック」誌の写真家たちは、どうすれば旅先の雰囲気を伝える写真を撮れるのか、知り尽くしている。本書は「ナショナルジオグラフィック」誌の写真家の技術的なノウハウを満載し、旅先で写真を撮るのが楽しくなる、旅行に必携の一冊。
目次
旅先の雰囲気を写す
プロ写真家からのアドバイス アイラ・ブロック 遊び心あふれる創造性
機材を選ぶ
構図
技術を学ぶ
プロ写真家からのアドバイス サラ・リーン 被写体とかかわる
光源をさがす
天候や季節を考慮する
時間帯を選ぶ
プロ写真家からのアドバイス ジム・リチャードソン 撮影相手を尊重する
旅先の被写体
冒険旅行
帰宅後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
293
来月の旅行のための予習に。写真の基本はやはり構図と光かとは思うものの、なかなかこうはいかない。さすがにプロの写真家たちはお金と、そして何よりも時間をかけて撮っているのだから。例えば冒頭近くのサンプルにイタリアのラ・モッラ村を撮った見事な写真があるが、私たちがこの場所に行ったとして(とはいっても、カメラマンの位置は村からは結構離れたブドウ畑の真ん中だ)、こんな理想的な光の状態になるまで待ってはいられない。かといって、数多く撮りすぎると雑になって、印象に残る写真を残せない。見事な写真群からヒントを探そう。 2017/08/31
コットン
68
例としての旅行写真は光のあたる時間や絶妙な場所など、あまりにも芸術的過ぎる写真たちで私のようにカメラを始めたての人はただ唖然とする!しかしアドバイスや一口メモなどの助言は参考になった。2019/03/15
Mark
24
写真を撮ることは楽しみの一つではありますが、いつも漫然とシャッターを切っている自分に物足りなさを感じています。特に、旅行に出かけて撮った写真は、思い出を蘇らせてはくれますが、そこからなかなか抜け出せません。恐らくは、写真を撮るときの意図がはっきりしないのが主要因とは思っても、どのように意図を持てばいいのかすら、わからないようでは到底進歩はないと思い、少しずつ勉強することにしました。これが第一冊目の手がかりです。ナショジオの写真家さんたちのアドバイスを受けているような内容です。2021/07/04
biblos
4
旅行写真って本気に取り組もうって思うとずいぶん難しいんだなって感じさせられた.でも,それは,本気の人だからで,出会いを楽しみながら,旅行写真撮りたいなって思う.ナショナルジオグラフィックってこともあって,ちょっとまじめすぎるかなって思うけど,勉強になる本でした. 2012/12/03
ocutec
4
撮影テクニックだけではなく、撮影地での行動の仕方やコミュニケーションの取り方など実践的な内容。読み物としても楽しめる。さすがはナショナルジオグラフィックのカメラマン。2012/03/03
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