内容説明
果てしない砂の海、タクラマカン砂漠。天を突くような峰々がそびえ立つパミール高原。広大な中央アジアの大地を、東から西へ、西から東へと、ラクダや馬でたどった旅人たちの行く手には、いくつもの自然の要害が立ちふさがった。その道を、絹はいつ頃どのように西へ運ばれたのか。東の中国と、はるか西方のヨーロッパ世界とを結んだ絹の道「シルクロード」。隊商やマルコ・ポーロたちの残した足跡と、そこに暮らす様々な人々の生活の記録を、「ナショナルジオグラフィック」誌の100年の記事から紹介する。
目次
プロローグ 絹の道シルクロードの誕生
第1部 シルクロードに名を残した男たち
第2部 シルクロードに伝わる不思議な世界
第3部 大砂漠、天を突く高峰、シルクロード大冒険
第4部 大中国の辺境にみる人々の暮らしと文化
第5部 中央アジアの大地に暮らす人々と文化