内容説明
週刊誌を読むだけで『源氏物語』がまるごとわかる!?教科書や入試にも登場する古典として有名な『源氏物語』。しかし、多くの人は「難しくて高尚な物語だ」という印象を持っているのではないだろうか。ところが、「読めば読むほど、楽しい読み物だとわかってくるのが『源氏物語』なんです」(日本古典文学研究家)。実際、大学で源氏物語を専攻したA子さん(23)によれば「こんなに恋愛を生々しく描いた文章を学校で研究していいのかしら、と思ったことも一度や二度ではありません」という。「そういった意味でも、『源氏物語』が、もし平成の時代に書かれていれば、女性週刊誌そっくりの“エンターテインメント本”になっていたと思います」(あるジャーナリスト)。今回の総集編では、源氏物語の主人公、光源氏の出生から逝去に至るまでの記事をまとめた。これであなたも『源氏』のすべてがわかる。
目次
第1期 光源氏22歳まで(追悼・桐壺の更衣“いじめ”の末の凄絶死!;イイ男たちの“雨夜の品定め” ほか)
第2期 光源氏23~35歳まで(もののけ女・六条御息所、伊勢へ;桐壷院崩御 ほか)
第3期 光源氏35~39歳まで(降ってわいた「あの人の美貌の娘」;六条邸の女性を語る ほか)
第4期 光源氏39歳から(明石の女御、男の子を出産!;独占入手明石入道隠遁手記 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりんとー
8
中身は面白いのだが、出版社が「なあぷる」という、実は、あの団体が作った…。それ以上は言えない。
maekoo
2
女性週刊誌風に源氏物語をまとめた源氏物語を解りやすくまとめた面白い本(雑誌?)です。 見出しが「光源氏、火遊びの「方違え不倫」!?」「見た!平安のロミオとジュリエット」「玉鬘驚愕レポート!」「ブリブリ三の宮にブーイングの嵐」等々正に女性週刊誌、内容も源氏物語の筋に沿っていて写真やイラストも凝っており、スクープ満載です(笑) 元々恋愛沙汰や政治的な失脚・返咲き等てんこ盛りの物語なので、美味い所に目を付けた書籍だと思います。 広告も凝っていて、物語内の儀式や調度、楽器・香等の広告が笑えます。2021/06/16
amr
1
源氏物語を女性週刊誌に追ってるんやけど、個人的にこのノリについていけないwでも広告とかも凝ってるし内容は案外しっかりしてるから、楽しめる人にはいいと思う!2013/07/03
九尾の猫又
1
週刊誌風に源氏物語の内容を紹介。源氏物語は好きで既にいくつかの訳本を読んでいるので内容は熟知しているので、こういうパロディ調もまた楽しいです。大まかな内容を知るには良いかも2011/11/01