出版社内容情報
《内容》 ◆クリーブランド・クリニックで透析と腎移植に生涯を捧げ、腎臓内科透析部長まで勤めた著者の半生の回顧録を通して世界の人工腎臓、透析、腎移植の発展の歴史を俯瞰できる。
◆付録のアメリカの医学教育と医療の現状も貴重な資料。
◆腎臓・透析関係の医療スタッフや留学などアメリカの医療教育に関心のある方々に必読の書。
目次
1章 アメリカへ留学のきっかけ
2章 アメリカでインターンとレジデント研修
3章 クリーブランド・クリニックに生涯を捧ぐ
4章 人工内臓臓器の産みの親コルフの業績
5章 人工腎臓の初期の歴史
6章 慢性血液透析の歴史
7章 クリニックのグループによる初期の死体腎臓移植への貢献
8章 特に記憶に残っている症例
9章 クリニックの人工腎臓班で印象に残っている同僚の紹介
10章 日本からのクリニックへの留学生
11章 クリーブランド・クリニックの紹介
付録 アメリカの医学教育と医療の現状
著者等紹介
中元覚[ナカモトサトル]
昭和2年11月1日、山口県玖珂郡生まれ。昭和26年3月山口県立医学専門学校卒。昭和34年6月コロラド州立大学より修士号授与。昭和26年~昭和27年福岡米国陸軍病院にてインターン。昭和28年~昭和33年昭和28年4月に渡米、ホノルルのクアキニ病院、ニューヨーク市のニューヨーク単科医科大学附属メトロポリタン市立病院、デンバーのコロラド州立大学附属コロラド総合病院とクリーブランドのクリーブランド・クリニックにて一般内科の研修。昭和34年~昭和35年クリーブランド・クリニックの人工内臓臓器部長コルフの下で腎臓病、透析と腎移植の研究。昭和36年クリーブランド・クリニックのスタッフ医師の辞令。昭和42年クリーブランド・クリニックの腎臓内科透析部長の辞令。平成2年クリーブランド・クリニックを定年退職し名誉スタッフの辞令。コルフの下で人工腎臓と腎移植の研究。特にコルフとストラッフォンと協同で初期の死体腎移植に貢献。130余の論文発表。北米卒業後医学研修委員会から昭和40年度の青年医学研究賞を、腎移植の貢献に対して受賞。平成2年にクリーブランド・クリニックに中元奨学金が設立
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kazuさん