出版社内容情報
《内容》 ◆食塩と高血圧、食塩感受性高血圧についてのさまざまな角度からの新知見27項目を斯界の40余人の第一線の専門家が解説。待望の書。
◆読者対象は高血圧専門家から臨床医。
内容説明
現在、先進国における食塩摂取量は増加傾向にあり、その原因は加工食品の普及にあるという。わが国における食塩摂取量の現況をみると、15年前に11.7g/日まで減少したが、再び増加に向い、現在13.2g/日までに達している。加工食品に対する減塩の国家的対策の必要性が痛感される今日この頃である。一方、現在食塩感受性の遺伝子診断の研究が精力的に行われており、近い将来各人に合った(テイラーメイド医療)的確な減塩指導の実施も決して夢ではなくなった。本書は食塩と高血圧に関する最新の研究成果をまとめたものである。
目次
食塩感受性高血圧の定義と分類
食塩感受性高血圧と遺伝子異常
血圧調節機構の異常と食塩感受性高血圧
高齢者の高血圧と食塩
肥満・糖尿病と高血圧
インスリン抵抗性と食塩
ストレスと食塩感受性
カリウムの降圧作用
カルシウムの降圧作用
マグネシウムの降圧作用〔ほか〕
著者等紹介
藤田敏郎[フジタトシロウ]
東京大学大学院医学系研究科腎臓・内分泌内科教授
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