出版社内容情報
《内容》 ■運動,スポーツ医科学の領域でも,遺伝子・タンパク質を扱う生化学的・分子生物学的手法による研究成果の進展はめざましい.骨格筋の研究においても分子レベルでその機能を理解しようという動きは活発で,筋の損傷やトレーニングにおけるタンパク質の形質発現についてはさまざまな知見が集積されてきている.また,脳神経系においても,分子レベルでその機能を理解しようとする動きは,基礎のみならず臨床医学における研究の主流となりつつある.
■本書は5年後,10年後には運動・スポーツ医科学の領域においても研究ならびに講義の対象として必然となる項目,特に運動の発現にかかわる筋と脳神経系に焦点をあてて最新トピックスを広く紹介しようという意図で企画した.
《目次》
【第 I 部】神経系におけるタンパク質・遺伝子
第1章 小脳のグルタミン酸受容体と運動
第2章 神経可塑性と遺伝子発現
第3章 運動制御・運動学習のメカニズムをタンパク質・遺伝子レベルで探る
第4章 大脳皮質神経回路形成のメカニズムをタンパク質,遺伝子レベルで探る
第5章 脳の病気を遺伝子から探る
【第 II 部】筋系におけるタンパク質・遺伝子
第6章 筋線維タイプの発現をタンパク質・遺伝子レベルで探る
第7章 筋肥大(筋の分化)をタンパク質・遺伝子レベルで探る
第8章 筋萎縮をタンパク質・遺伝子レベルで探る
第9章 サルコペニアと栄養・運動
第10章 運動と老化によるDNAの酸化的修飾
第11章 骨格筋におけるストレスタンパク質の発現とその役割
第12章 骨格筋における糖代謝をタンパク質・遺伝子レベルで探る
目次
第1部 神経系におけるタンパク質・遺伝子(小脳のグルタミン酸受容体と運動;神経可塑性と遺伝子発現;運動制御・運動学習のメカニズムをタンパク質・遺伝子レベルで探る;大脳皮質神経回路形成のメカニズムをタンパク質、遺伝子レベルで探る―マウス体性感覚(バレル)野をモデル系として ほか)
第2部 筋系におけるタンパク質・遺伝子(筋線維タイプの発現をタンパク質・遺伝子レベルで探る;筋肥大(筋の分化)をタンパク質・遺伝子レベルで探る
筋萎縮をタンパク質・遺伝子レベルで探る
サルコペニアと栄養・運動 ほか)
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