ミラクル―エリザベス・ヒューズとインスリン発見の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784931400689
  • NDC分類 491.45
  • Cコード C0047

内容説明

インスリンで命を救われた少女エリザベス・ヒューズとインスリン発見に情熱を傾けた青年達の物語。

目次

クライスト・チャーチ・クランブルック教会、ミシガン州ブルームフィールドヒルズ、1981年
5番街、ニューヨーク、1919年4月
チャールズ・エヴァンス・ヒューズの家のダイニングルーム、ニューヨーク、1919年4月
チャールズ・エヴァンス・ヒューズの家の書斎、ニューヨーク、1919年4月
ニューヨーク、1919年4月、その日の午後遅く
カナダ・トロントとフランス・カンブレー、1917~1918年
戦争、平和、そして政治、1914~1918年
グレンフォールズ、ニューヨーク、1920年4月
自然療法研究所の構想、1920年5月
オンタリオ州ロンドンのバンティングの家、1920年10月30日~31日〔ほか〕

著者等紹介

クーパー,シア[クーパー,シア][Cooper,Thea]
作家、脚本家、編集者、教師。アイオワ大学芸術修士。シアトル在住

アインスバーグ,アーサー[アインスバーグ,アーサー][Ainsberg,Arthur]
作家、アマチュア歴史家。ニューヨーク・ウォール街の金融機関に勤務、現在もいくつかの証券会社の役員・顧問を務める。ニューヨーク市立大学バルーク校経営学修士。1975年に28歳でホジキン病を発病、その闘病、克服の経験を通じて医学史に深い関心を寄せる。ニューヨーク在住

門脇孝[カドワキタカシ]
1978年東京大学医学部卒業、同第三内科入局。1986年から1990年米国立衛生研究所(NIH)糖尿病部門に留学。1996年東京大学医学部第三内科講師、同大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科助教授を経て、2003年同教授。2011年東京大学医学部附属病院病院長。2008年から日本糖尿病学会理事長。2010年紫綬褒章を受章

綱場一成[ツナバカズナリ]
東京大学経済学部卒業、デューク大学経営学修士。国内商社勤務後に2001年イーライリリー社入社。米国にてMR(医薬情報担当者)、マーケティング、日本にて中枢神経系薬剤や抗がん剤のマーケティング、香港現地法人社長などに携わる。現在、日本イーライリリー株式会社糖尿病成長ホルモン事業部事業本部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

14
糖尿病は古くから知られている病気だが、およそ1世紀前までは極度に食事を制限することで数年の延命が可能性がある飢餓治療法しか無かった。膵臓抽出物、すなわちインスリンの発見によって、数十年も生きれらるようになった。しかしそこには、名誉や実益を得るためのドロドロした欲望があり、また潔癖を貫くが故の衰退もある。この本の中では、純粋であることから、一皮剥けた大人になることを赤道を超えるといっている。北極か南極に行き過ぎてしまった方々は、最終的にバレて破滅します、ということも世間の過ぎた方々に言いたいに違いない。2018/01/04

vonnel_g

2
糖尿病患者を救う「奇跡の薬」インスリンの発見と、すこしだけ特殊な地位にあった、好奇心と勇気と聡明さを持つ一人の少女の物語。ドキュメンタリーだけれどお話に寄っているので大変読みやすく面白い。章立てが細かいのはなんか意味があるのかな。発見者のバンティングがいわゆる人格者でもなく優秀でもないのがすごくいい。20世紀初頭は産学協同は当たり前のことじゃなかったんだな。製薬会社は金儲けばかりしていると思っている皆さんにおすすめ。2017/02/11

もくもく

0
読了 20世紀最大の奇跡と(個人的に)思っているインスリンの発見と、それによって救われた人々の人生に想いを馳せつつ・・・今日11月14日、世界糖尿病デー(フレドリック・バンチングの誕生日)を過ごします。2013/11/12

Hiroshi Takeshita

0
邦題ミラクル、原題はブレイクスルーである。中身としては、ブレイクスルー99にミラクル1というところ。人類が難病を克服するという行為には、喜怒哀楽や嫉妬が詰まっている。その大きな感情のうねりの中で、一つ一つブレイクスルーしてゆくのだ。その事を噛み締めながら、今もなお同様の苦しみの中で、ブレイクスルーを試みる人々に想いを馳せたい。2018/07/31

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