内容説明
空間から時間へ。地球の時間を100年に置きかえてみると…。インターネットで飛び交った『100人の村~』の新バージョン。
著者等紹介
マクドナルド,リチャード[マクドナルド,リチャード][Macdonald,Richard]
アメリカ合衆国南部出身。ポストモダン比較文化研究所の研究主任を経て、ジャック・ラカン研究のためフランスに留学。研究範囲は心理学、現代思想、現代アメリカ文学、フランスワイン、古典音楽と幅広い
宮田炳午[ミヤタヘイゴ]
1961年東京生まれ。出版社勤務を経て、現在はフリーのライター。特に都市論に造詣が深く、浅草の街をこよなく愛している
佐藤ヤエコ[サトウヤエコ]
1968年東京生まれ。デザイン、インテリアの仕事を経て、現在はフリーのイラストレーター。1994年毎日広告デザイン部門賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
59
絵本です。46億年という地球の歴史を100年に例えると人類が誕生したのは最後の1か月。国家や社会が形成され始めたのは12月31日の午後9時。11時50分には新しい文化や産業が生まれ、急速に発達していきます。そして今、地球は戦争やエネルギー危機に見舞われています。光村の教科書5年生に載っていた「1秒が1年をこわす」(これは地球の歴史を1年に例えたもの)に似ています。危機感をあおる内容です。新しい100年は来るのか・・・?2014/10/09
momogaga
39
人類の歴史は1日も満たないんですね。地球の歴史を俯瞰でき、新たな視点で歴史を楽習するヒントを与えてくれました。2023/04/27
ネジ
27
★★★☆☆ 地球の歴史を100年とした時、99年12月31の午後からホモ・サピエンスが台頭し、自然を破壊していったという内容の絵本。これまでのDNAの継承による進化と比較した時のホモ・サピエンスの異常さは『サピエンス全史』によれば、認知革命のおかげ(せい?)と言える。2023/11/19
あお
10
この本の物語では、人類が登場して一ヶ月しかたたない。食物連鎖以外の争いを進んで行う人類は本当に愚かで醜い。全ては欲望のために。偉そうに言っても、僕も同じ側の人間様か..。色々と考えさせられる物語でした。2014/06/26
sigh
6
まずはタイトルに偽りあり。これは「世界」でなく「地球」の物語。訳の関係かもしれないが説明くさく、あとがきも説教くさいのがいただけない。ただし、数字が雄弁なことはあるのだと感じた。「46億年の地球の歴史を100年にたとえると…私たちの人生は、2分強」(93/20408)2013/07/20