内容説明
没後十年を迎える丸山圭三郎が根源的な問いに懇切丁寧に応えた入門書。「言葉」を解き明かすときなくてはならない不朽の一冊。
目次
1 言葉と文化
2 言葉とは何か(ホモ・ロクエンス;言語観の変遷;言語能力・社会の制度・個人の言葉;言葉の構造;言葉の状態と歴史;言葉と物;言葉と記号;言葉の単位;言葉の恣意性;言葉の意味と価値)
解説「丸山圭三郎・ソシュール・文学」(中尾浩)
著者等紹介
丸山圭三郎[マルヤマケイザブロウ]
1933年、東京生まれ。1956年、東京大学文学部卒業。中央大学名誉教授。専攻は仏文学・言語哲学。ソシュールの原典の精緻な読み解きによって、ソシュール解釈に新地平を拓く一方、言語と文化をめぐって独自の思索を深め、現代日本思想界に多大な影響をあたえた
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