ハンニバル・レクター博士の記憶の宮殿

ハンニバル・レクター博士の記憶の宮殿

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784931391840
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0095

内容説明

世界を震撼させたあの大怪物が今、白日の下に晒される…。2001年春、映画「ハンニバル」大ロードショー公開。

目次

序章 ハンニバル・レクター博士とは?
第1章 呪われし者の吊り籠
第2章 ハンニバル・レクター博士の原風景
第3章 かくして、神は地上に引き降ろされた
第4章 現代史の中のハンニバル・レクター博士
第5章 クラリス・スターリングの蹉跌
第6章 犯罪心理学の危うさ
第7章 ハンニバル・レクター博士の嗜好回路
終章 21世紀型犯罪への警鐘

著者等紹介

マクドナルド,リチャード[Macdonald,Richard]
アメリカ合衆国南部出身。ポストモダン比較文化研究所の研究主任を経て、ジャック・ラカン研究のためフランスに留学。研究範囲は心理学、現代思想、現代アメリカ文学、フランスワイン、古典音楽と幅広い

関修[セキオサム]
東京生まれ。明治大学他非常勤講師。専門はフランス現代思想、文化論。特に美男論、セクシュアリティ研究、ワイン研究。著書に『美男論序説』(夏目書房、1996年)、『セクシュアリティ入門』(共著、夏目書房、1999年)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

17
『羊たちの沈黙』シリーズに登場する怪物ハンニバル=レクターについての考察。原作小説が発刊されたのは1988年。30年経過しても全く古臭さや陳腐さを感じさせないオリジナルな怪物であるレクター博士の全て。レクター以降のこの手のキャラは必ずと言っていいほどレクターの影響を受けているもんな。そうしたレクターチルドレンが生まれ続ける理由や魅力についてぼんやり考えることが出来た。原作小説が好きな方には必読なサブテキスト。久々にシリーズ再読しよう。2018/03/13

森博嗣作品が好き

12
最後の方に記載されている『年表』を確認しつつ小説や映画やテレビドラマを楽しんでいます^^ 記憶の宮殿についての考察だけではありません。 お料理やワインについても述べられています^^;2015/03/31

masabi

9
【概要】ハンニバル・レクター博士にまつわる報告書。【感想】筆者は心理学者で仲間内で語っていたハンニバル・レクター評をまとめたもの。小説で描写された書籍や絵画、ワインとそれを元にした考察は楽しめるが、レクター像と時代・アメリカ批判を結び付けるのは強引に感じた。2020/03/29

森博嗣作品が好き

7
「ハンニバル」までの歴史研究書。あらゆる事を記憶しておくために脳内に巨大な宮殿を建築してしまったレクター博士。 凡人はそんな事をしたら知りたい記憶に辿り着かず迷子になってしまうだろう^^; (祝! 読メ3周年記念に読みました^^)2013/07/01

森博嗣作品が好き

2
ハンニバル・レクター博士について真面目に研究した本です。 本物の歴史や美術についても述べられている中、まるで本当にハンニバル・レクター博士が存在しているかのように書かれています^^ 私も彼にフェルメールの絵画についてレクチャーしてもらいたいです^^; 久しぶりに再読。2012/06/20

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