内容説明
翻訳の基本は『情報量』だった。『情報量』がわかれば、本当の翻訳が見えてくる。
目次
第1章 翻訳の基本は情報量の大きさを考えること
第2章 単語単位でみた情報量
第3章 単語より大きい単位でみた情報量
第4章 文単位でみた情報量
第5章 文の流れからみた情報量
第6章 情報量の応用―情報量の考え方はどこまで通用するか
第7章 日本語への提言
著者等紹介
辻谷真一郎[ツジタニシンイチロウ]
1953年大阪府生まれ。神戸大学文学部大学院修士課程修了。1983年より辻谷医薬翻訳事務所にてヨーロッパ全公用語の医薬翻訳。1994年より翻訳講座主宰
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感想・レビュー
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mimi
1
日本語を大事に考えているな、というのが印象に残った。翻訳に関する著作ではあるが、本文のほとんどは日本語で語られている。少し音読してみたが、言葉の流れに無駄や余分なものがあまりなく、リズムよく読めるような文体になっているという点に感心した。 著者がこだわっているのは、日本語としての自然さである。文のつなぎ目や、ディティールを伝えるような言葉を、外国語の単語を直訳してそれでおしまいとするのは、日本語に対する意識が高くない翻訳者がよく犯す誤りだ。ではなく、同じ情報を日本語であればどう書くと自然であるかという2011/03/22
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