内容説明
近代日本の黎明を拓いたのは、いち早く洋学を導入した薩摩だった。450年前、西欧文明はザビエルとともに初めて薩摩にもたらされた。そして明治維新。近代日本の黎明を拓いたのは、いち早く洋学を導入した薩摩だった。本書は、ザビエル渡来450周年を記念したシンポジウムを軸に、薩摩と西欧文明の出会いの歴史を明らかにする。
目次
第1章 薩摩の洋学―蘭学の発達
第2章 近代西欧文明と鹿児島―英学移入から留学生派遣まで
第3章 東洋の使徒―聖フランシスコ・ザビエルの使徒的霊性
第4章 フランシスコ・ザビエルとシャルル・ペギー―「大学」をめぐる対話
第5章 鹿児島と西欧文明との出会い―ザビエルの渡来とその波紋