内容説明
累計15万部の基礎テキスト、11年の実践を経て2回目の改訂。原点にして最新。心理学の新しい理論を取り入れた大幅な加筆修正。
目次
第1部 コミュニケーションの基礎(アサーションとは;ものの見方・考え方とアサーション;人権としてのアサーション)
第2部 アサーティブな自己表現の方法(アサーティブな言語表現;言葉以外のアサーション;アサーション・トレーニングの実際;むすびに代えて―二一世紀のアサーション)
著者等紹介
平木典子[ヒラキノリコ]
1959年津田塾大学学芸学部英文学科卒業。1964年ミネソタ大学大学院教育心理学修士課程修了。現在、IPI総合的心理療法研究所顧問、臨床心理士、家族心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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田舎好きひろしの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゅんさん
45
アサーション(=自他尊重のコミュニケーション)は前から知っていたが読むことで知識を整理でき改めて自分の気持ちを伝えていいんだと心が少し軽くなった。ただ私のように筋金入りの非主張型人間はそもそも自分の気持ちが分からなくなっているのでまずは自分との対話から始めなくてはならない。やれやれ2023/05/03
本詠み人
38
自己表現の方法には、非主張的・攻撃的・アサーションの3つがあり、アサーションのそれは自他尊重を旨とし、多様性を大切にする今の時代に特に必要なスキルだと思った。誰もが自分らしさを尊重され、また、他の人のそれも同じように尊重する…そんな社会になれば良いと思うので、まずは自分がアサーションな対応が出来る人になりたい。相手を客観的に表現し、自分の素直な気持ち(主観)を述べ、ではどうするか提案し、相手の返答に合わせてより良い選択肢を擦り合わせる。トライしてみます。2022/01/07
よしどん
13
今一番身につけたいと思っているアサーション・スキルのことを学びたくて読んでみた。会社でも学校でも、どのようなコミュニケーションの場においても必要とされるスキルだ。この本はアサーション全般に関してよく解説しているように思ったが、一度に吸収することはできなかった。何度も気になるところを読み返して自分に浸透させていきたいと思った。2025/02/18
PONSKE
9
「アサーション」というコミュニケーションの技法を解説する。これは相手の考えを尊重しつつ、自己主張をするものだ。言葉選びが中心になるものの、非言語的な要素も相手に要求を伝えるうえで影響する。例えば視線や表情などの視覚的なもの、声の大きさなど聴覚的なもの、挨拶のやり方の文化的なものが含まれる。私は自己主張が苦手だ。それは次第に劣等感を生み、不満が蓄積されていく。背景には拒絶への不安がある。本書で紹介される「提案が拒否された場合の選択肢」を用意しておくことが自己主張への第一歩になると思う。2024/07/31
tharaud
8
自他尊重のコミュニケーション「アサーション」についての概説書。少なくとも私にとってはわかりやすく、参考になる本だった。最近は、権力性や加害・被害のフレームが強調されることが多いので、「自分から変わろう」という本書の主張は自己責任論とも捉えられかねない。しかし現実世界では、話してみることで物事が動き出す場合もあり、安易に他者をモンスター化してしまう前にやるべきことはたしかにある。人権という視点が忘れられ、単なる技術にならないかぎり。2024/07/06
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- 和書
- 山川 一問一答日本史