内容説明
戦後沖縄映画興行の特異な歴史―。米軍占領下、娯楽に飢えた庶民の声に応えて映画が復活。露天劇場での上映、闇フィルムの横行、米軍による検閲など混乱期を切り開いた興行師たちの活躍・葛藤、業界の歴史を、当時上映された映画の話題と共にひもといた映画世相史。
目次
1 戦後映画興行の幕開け1945‐1950―闇フィルム・巡回映画・無声映画の時代(廃墟の中で;芸能復活;映画興行幕開け;巡回映画と闇フィルム;無声映画と弁士 ほか)
2 戦後沖縄映画界の明暗1951‐1955―貿易再開・正規輸入フィルム上映の時代(快進撃の映画界;正規輸入作品上映;配給ルート確立;映画館の明暗;CMPE解体、自主配給開始 ほか)