内容説明
20代で発病した著者が、長い闘病の末、日常生活可能なまでに回復したほのかな明るさを描く。回復に到る状況、周りの人々との摩擦、あるいはぬくもり、そして、デイケア活動を含め、当事者から、精神病をめぐる社会、関係者への提言。「精神病なんてこわくない」と言えるまでになった当事者の生の声。
目次
1章 夕やみ(放火事件;兄と二人 ほか)
2章 花曇り(尊き御一票;放浪 ほか)
3章 さくら前線(ラブレター;いじめ ほか)
4章 陽炎ゆれて(母さん;マスコミ ほか)
5章 明日へ(ドライブ;ぬくもり ほか)