内容説明
本書は、『琉球新報』に連載した「近代沖縄を生きた女性たち」を編集しなおしたもの。新聞連載時の六十八名に、新たに十二名を加え八十名を取り上げた。便宜上四グループに分け、原則として1、2、3章は物故者、4章は生存者を生年順に配置したが、一人ひとりの歩みをたどることで近代沖縄の諸相を浮かび上がらせたいという意図で、若干入れ替えもしてある。
目次
当間モウシ―商腕たくましく
山城ウシ―婦人会誕生のきっかけに
大城カメ―ノロからキリスト者へ
比嘉トル―キリスト教の道へ
宮平ウタ―座間味の守り神
久場ツル―琉装から和装へ
国吉カナ―行商一代、海外へも
上原愛子―ハジチの伝道者〔ほか〕