著者等紹介
ケント,ジャック[ケント,ジャック][Kent,Jack]
1920年アメリカのアイオワ州に生まれた。人気漫画家として活躍した後、絵本を手がける。1967年に「Just Only John」を出版して以来、1985年に亡くなるまでに、60冊以上の絵本を手がけた
まえざわあきえ[マエザワアキエ]
青葉学園短期大学助教授。専攻は言語学。アメリカ留学中に英米児童文学に親しんで以来、絵本の紹介や翻訳を手がける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
103
とんでもない猫が出てきて、出会う人をみんな食べてしまいます。いくらなんでもそれは食べ過ぎだと思うのですが、どんどん食べて、どんどん大きくなります。丸々と太っていく猫の姿がおかしかったです。最後はハッピーエンドなのでほっとしました。民話らしい奇想天外なお話です。大人でも楽しめるので、子供達はもっと喜んで読むでしょう。2018/06/11
パフちゃん@かのん変更
45
ちょっと怖いと思いましたが、最後には全員無事で、お腹を割られたネコもテープを貼ってもらって立ち直っているし、めでたしめでたし。2014/05/05
chiaki
42
デンマークの民話。おばあさんにお鍋のおかゆの番をするよう言われたのに、おかゆどころかお鍋まで食べちゃって、それを咎めたおばあさんも食べちゃって…笑 どんどんお腹はぱんぱんに、どんどん服はちんちくりんに、そしてどんどん人相(猫相)は悪くなる。次々と飲み込まれてゆく人たちの行く末が気になって次女ものめり込むように最後まで聞いていました。得意の早口ことばも腕の見せどころ!北欧の昔話にはこの手の飲み込む系のおはなしが多いようで、瀬田貞二さん再話の『おなかのかわ』も読んでみたい。2021/01/09
杏子
24
2年生に読み聞かせしました。急きょこれにする、と決めたので、スコホッテントットさんがうまく言えず、何度もつまってしまいました。スコリンケンロットさんの方は、大丈夫でした。でもそんなこと気にせずに、子どもたちは喜んでくれました。どんだけ食べるんだ!って突っ込んでくれました。今度は違う本でも読んでみたい!『ついでにペロリ』で!絵がない分、どう反応するでしょうか?2016/05/19
たまきら
21
はらぺこガズラーの救いがあるバージョンかなあ。オトンに読んでもらって大笑い。理由の一つは我が家のろくでなしキャットそっくりだからでしょう。最後のページが救いです。2016/06/11