内容説明
蓮‐アラウィンダの道は仏陀の道。これは仏陀のような無欲に至ったひとりの無私な人物の短くも美しい生涯の物語である。
著者等紹介
ウィクラマシンハ，マーティン［ウィクラマシンハ，マーティン］［Ｗｉｃｋｒａｍａｓｉｎｇｈｅ，Ｍａｒｔｉｎ］
１８９０年生まれ。１９００年近郊の都市ゴールのボナウィスター学校に入学。１９０２年ボナウィスター学校を中退。１９０３年小冊子『バーローパデェーシャヤ』出版。１９１４年『リーラー』（最初の小説）出版。１９４６年ディナミナ新聞の編集ポストなどを辞め、職業作家として本格的な文学活動を開始。１９５７年小説『ウィラーガヤ』ドン・ペードゥリック賞を受賞。１９６０年ウィッデョーダヤ大学より文学博士号授与。１９６５年インド映画祭で『変わりゆく村』黄金孔雀賞など三部門で賞を獲得。ウィッディヤーランカーラ大学より文学博士号授与。１９７０年セイロン大学（コロンボ・キャンパス）より文学博士号授与。１９７４年スリランカ大統領賞受賞。１９７６年７月２３日、コロンボ近郊ナーワラの自宅で死歿。８６歳（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Porco
10
スリランカの小説家の作品。ロシア文学っぽい感じがありましたが、解説によるとやはりロシア文学に親しんだ人みたいです(他の近代文学にもだけど)。2016/01/18
wei xian tiang
4
近代シンハラ文学の数少ない邦訳。訳文の日本語がこなれていて、大言語以外からの翻訳にありがちな生硬さを微塵も感じない。半ば西洋化したシンハラ知識人がシンハラ村民との疎隔を感じる一方ヴェッダに「高貴な野蛮人」的理想を投映しているのが面白い。2015/06/28
COPPERFIELD
1
アジア文学
