内容説明
前作『「ホーホー」の詩ができるまで』から3年。中学生になった我が娘に、新たな問題が起こった。支援学校のカリキュラムに教科学習の時間がほとんどないのである。あれほど好奇心いっぱいだった娘の学習意欲は、日に日に衰えていった。それではと始まった「お母さん授業」。これは、母親と娘が学ぶ喜びと感動を共有しながら取り組んだ、学びの実践体験である。オリジナルの教材づくりから独自の学習法まで、「知の育て方」のノウハウを、余すところなく開陳した本書は、障がいのある人、ない人、すべての人に、学ぶ喜びを届けます。ここに、すべての教育の原点がある!子供たちが、学ぶ喜びに目を輝かす夢と感動とロマンの学習法!
目次
学びの実情
学びの意義
学びの工夫
学びの実践
学びの表現
著者等紹介
信田敏宏[ノブタトシヒロ]
国立民族学博物館教授。1968年、東京都生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会人類学)。専門は社会人類学・東南アジア研究。著書に『周縁を生きる人びと―オラン・アスリの開発とイスラーム化』(京都大学学術出版会、第4回東南アジア史学会賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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