内容説明
「世の人々の楽しみと幸福の為に」その理想に生涯を捧げたブリヂストン創業者・石橋正二郎。父の理想に共鳴し、その実現に邁進した息子・幹一郎。二つの清冽な魂は一本の航跡となり、いま鮮やかに蘇る!「正二郎はね」と、父を語る息子幹一郎の話を傍らで聴いてきた著者が、紡ぎ上げた掛け替えのない物語。
目次
第1章 筑後川のほとり 正二郎の生まれた町
第2章 足袋からタイヤへ
第3章 太平洋戦争のあとさき
第4章 働くだけでなく楽しみの場をつくろう
第5章 「25」の夢 世界へ
第6章 自画像
第7章 正二郎の心を旅する
著者等紹介
中野政則[ナカノマサノリ]
1940年生まれ。ブリヂストンの東京、久留米工場総務課長など歴任。東京本社勤務の一時期、全国文化団体連盟会長に就任した石橋幹一郎を補佐する立場で出向。創業者石橋正二郎と創業地久留米の文化歴史を編む等発祥地の継承活動につとめる。在職中、幹一郎に引き合わされた作曲家團伊玖磨と親交をもち、定年後「團伊玖磨さんの音楽を楽しむ会」を主宰し團作品のプロデュースにあたる。ミュージックペンクラブジャパン会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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