内容説明
人気キャラクター「しまじろう」誕生時の編集長で、10年間にわたり幼児の心の成長を応援し、現在、民間人校長として高校教育現場で活躍中の著者が、しまじろう誕生から25年の時を経て、若い世代に贈る未来を生きるためのメッセージ!
著者等紹介
水野次郎[ミズノジロウ]
1957年、愛知県生まれ。慶應大学文学部英文科卒業。1982年、福武書店(現ベネッセ)入社。幼児雑誌『こどもちゃれんじ』の初代編集長として人気キャラクター「しまじろう」の名付け親となるなど、以後10年間にわたり編集長、事業責任者を担う。2003年、ベネッセを退社し、伊豆へ移住。2008年、高校の民間人校長登用試験に応募し、採用となる。半年間の研修期間を経て、2009年4月、民間人校長として着任。2007年第11回伊豆文学賞に応募し「海師の子」で優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あさみ
2
中学生のツバサは、自由研究に、地元の海女と海の環境をテーマに掲げる。自然は人の手におえない面もあるが、手を入れることで循環する分野もあり、人と自然の関わりを考えさせられました。作中、ツバサが色々調べるうちに、海女になりたいと思い始め、家族が当惑するシーンがありましたが、中2でこれだけしっかりした内容の自由研究ができるのなら、海女になるのではなく別の将来を考えてみても良いのでは、と親目線で思ってしまいました(笑)。とにかくツバサ、しっかりした子です。2014/12/31
kyoko
0
中学二年のツバサが自分が暮らす伊東市の海を大切に思うだけでなく自分に出来ることは何か?を真剣に考えて行動している様子に感動した!こういう若者が日本の将来を支えてくれるとしたら頼もしい!!2012/11/24
ぴゃお
0
つばさの純粋さがとても良い。2012/11/13
ふぇび
0
伊東市八幡野港付近の住む中学二年生のツバサが夏の自由研究に選んだ題材「海女」をきっかけに描かれる成長譚です。とにかく眩しい作品と申しましょうか。初めて大人の世界の扉を開け、真っ直ぐにぶつかっていくツバサを見ていると羨ましいというか気恥しいというか・・・そんな心境です。しかし現在の現地の状況を的確に表現しており、また近くに住んでいても知らなかった事も沢山描かれているので、色々な方に読んで欲しいです。ちなみに作者の水野次郎さんは有名な「しまじろう」の名付け親なんですよ。2012/08/02
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