内容説明
冷戦後の世界は、民族や宗教をめぐる紛争の時代だといわれる。とくに西欧社会では、21世紀の敵はイスラムだという声が高まってきた。そのヨーロッパ諸国に大勢のイスラム移民が暮らしている。彼らは異文化のなかでどのように生きているのだろうか?マスコミ報道からは伝わってこない彼らの素顔に迫るため、学生たちはヨーロッパ最大の移民社会を形成するトルコ系移民を訪ねた。大学とは何か?学ぶということはどういうことか?五感をフル稼働して、学生たちが感じとったヨーロッパ移民社会の実像。
目次
序 キャプテンからのメッセージ
1 研究室から飛び出そう
2 ビルの中のモスク
3 望郷の音楽と自由の音楽
4 スカーフの「パリ・コレ」
5 老後はやっぱりトルコ気分
6 おいしい留学!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
編集長
3
一橋大学社会学部・内藤正典ゼミの学生によるフィールドワーク(1998年)の記録。堅苦しさはなく、イラスト入り旅のエッセイ集の趣で、ドイツ、フランス、オランダ、そしてにトルコに住むイスラムの人々の暮らしが元気な筆遣いから伝わってきます。外国語教科書を輪読していたある日、内藤先生が「こういう勉強おもしろい?」と訊くと、全員が首を横に振った。それが「空飛ぶ大学」誕生のきっかけでした。百田尚樹似で話題になったスキンヘッドの内藤先生ですが、当時は髭もじゃのアラブ風だったんですね。現在は同志社大学。2015/05/28
Yonda
0
社会学ゼミ班の実地学問ということで興味を惹かれ図書館で借りました。が、世の中の旅行日記とあまり変わらない内容で残念。勉強しすぎると、その内容が当たり前になってしまい、つい新しい情報だけを書きたくなる気持ちはわかりますが、(日本で)何を学び、(実際に見て)何を発見したのかを対比させながら、まとめて欲しかったです。編集に問題アリです。ブランド購入のくだりなんて完全に不要だし、その部分でアタチュルクの説明でもするほうが有意義だと思いました。2013/05/19
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