内容説明
邪馬台国は、どこにあったのか?そして、女王卑弥呼の正体とは?その答は、「魏志倭人伝」、考古学的資料、国内文献の三元連立方程式の解にある。「倭人は帯方の東南大海の中に在り、山島に依りて国邑を為す。…」で始まる「魏志倭人伝」に記された、わずか一語をめぐって、邪馬台国は日本古代史最大の謎となった。しかし専門家・アマチュア研究家入り乱れての膨大な論争の果てに得られた定説は、ごくわずかに過ぎない。堂々巡りの邪馬台国論争の論点を整理し、東アジア全体の視点と記紀神話の再評価を通して、永遠の謎を解明する。
目次
第1章 倭人登場
第2章 「魏志倭人伝」の読み方
第3章 邪馬台国の所在地
第4章 女王卑弥呼の正体
第5章 それからの邪馬台国