著者等紹介
松谷みよ子[マツタニミヨコ]
1926年、東京都に生まれる。作家坪田譲治氏に師事。1960年、『龍の子太郎』で国際アンデルセン賞優良賞受賞。その他、『ちいさいモモちゃん』で野間児童文芸賞、『モモちゃんとアカネちゃん』で赤い鳥文学賞、『あの世からの火』で小学館文学賞を受賞。近著に『松谷みよ子の本』全10巻(研究編1巻)、『現代の民話―あなたも語り手、わたしも語り手』がある。松谷みよ子民話研究室主宰。日本民話の会運営委員
司修[ツカサオサム]
1936年、群馬県に生まれる。独学で絵を学び、数多くの装画・装丁を手がける。絵本『まちんと』(松谷みよ子文)では、1984年ボローニャ国際図書展グラフィック賞推薦、1989年ライプツィヒ国際図書賞金賞受賞。又、小説、エッセイなどの著作も多く、『犬』(『影について―その1』)では第20回川端康成文学賞を受賞。近著に『版画』がある
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感想・レビュー
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ちゃちゃ
24
懐かしいなあ~。神話ってそこまでやらなくていいだろうと思うような酷すぎる話もありますが,それはそれで「生き生きとした神々の姿」ということでしょう。ギリシャと日本とどちらの神話を先に読んだのかは忘れてしまいましたが,どちらも大好きでした。似た話があってとっても不思議に思ったっけなあ・・・。この本,最初に発行されたのはなんと1968年!その昔,私が手に取ったのも松谷みよ子さんの本だったかもしれませんね?昔からずっと語り継がれてきたもの,やっぱりこれからも語り継いでいきたいものです。2011/09/11
テツ
23
日本という島にまだ神様が集団でおわした時代のお話。一神教の全てを支配し司る全知全能の神様とは違い、本邦の八百万の神様は尺度が並外れているだけで根本的には人間と何も変わらない。よく笑いよく怒りよく祝いよく呪う。その悉くが破壊的な大きさなだけだ。神話と歴史とのすり合わせや対比について考えながら難しく読むよりも、松谷さんの書かれているように神々の大らかさや奔放さを楽しみながら純粋に物語として読みたい。2018/01/14
魚京童!
18
古事記読破しなきゃなとか思いながらなー。2015/05/06
nao1
15
古事記、日本書紀、出雲風土記からの神話。昔話風の語り口が楽しい。2016/09/18
(//ぽωち//*)@NEW
11
読みながら、あ、この人鬼灯の冷徹に出てきたわぁ〜〜!って箇所がちらほらw2015/04/29